― お酒との付き合い方を見直し、健康的な生活を取り戻すために ―
当院では、2026年9月より「アルコール外来」を開設しました。アルコール外来では、アルコール依存症をはじめ、飲酒量の増加や飲酒習慣に伴う健康上・生活上の問題について、専門的な診療を行います。
「お酒を減らしたいけれど、自分だけでは難しい」
「飲酒量が以前より増えてきた」
「健康診断で肝機能などの異常を指摘された」
「お酒を控えたいと思っているが、なかなか実行できない」
このような方は、アルコールによる健康障害や依存症について、一度専門医療機関にご相談いただくことをお勧めします。
通院しながら取り組めるアルコール治療
当外来は通院を基本とした外来診療です。患者様の生活背景や飲酒状況、身体・精神面の状態を総合的に評価し、それぞれの状況に応じた治療方針を検討します。仕事や家事などの日常生活を継続しながら、飲酒習慣の改善や健康状態の回復を目指していきます。アルコール依存症の治療では、心理社会的治療を中心に、必要に応じて薬物療法を組み合わせながら、飲酒行動の改善と再飲酒予防を支援します。
生活習慣の改善を含めた包括的なサポート
アルコールによる健康障害は、飲酒そのものだけでなく、食生活、運動不足、睡眠、体重、血圧、血糖、脂質など、さまざまな生活習慣と関連しています。
そのため当院では、薬物療法や心理社会的治療だけにとどまらず、食事・運動を含めた生活習慣の改善を治療の重要な柱として位置づけています。
当院2階には、疾病予防運動施設「門倉メディカルフィットネス MOVE ON」を併設しています。スポーツ医、管理栄養士、健康運動指導士が連携し、患者様の身体状況や生活背景に合わせて、運動療法や栄養面からの支援を行います。アルコールによる健康障害への対応だけでなく、肥満、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病の予防・改善も含め、心身の健康を総合的に支援することを目指しています。
「依存症かもしれない」と思ったら
アルコール依存症は、本人の意思の強さだけで解決するものではなく、適切な医療的支援が必要となる疾患です。早期に相談し、飲酒による健康への影響や生活上の問題を整理することが、回復への第一歩となります。「まだ依存症とは言えないかもしれない」と感じている段階でも構いません。お酒との付き合い方を見直したい、飲酒量を減らしたい、健康のために飲酒習慣を改善したいという方も、まずはお気軽にご相談ください。
患者様一人ひとりの目標や生活状況に寄り添いながら、無理のない治療と生活習慣の改善を一緒に考えていきます。